講師 | 黒瀬 直樹 |
---|---|
音声 | MP3ファイルをダウンロード |
スライド | PDFファイルをダウンロード |
CSS Nite in Okayamaにお越しいただいた皆様、この度は誠にありがとうございました。
「対症療法から根本治療へ~戦略から考え直すウェブ活用」のお話をさせていただきました黒瀬です。
クリエーター中心のセミナーでしたので、私の話は面白くないかもと不安もありましたが、講演後には「わかりやすかった」「すごく納得できた」とたくさんの方に声をかけていただきホッとしています。
皆さんは普段、デザイナー・エンジニア・ディレクター・企業内担当者など様々な職種で活動されていらっしゃると思いますが、ぜひ少しでも根本治療に踏み出していただけますと、私もうれしいです。
頂いたご質問に対し下記の通りご返答させていただきますので、よろしくお願いいたします。
そもそもあまりニッチではない商材の場合のタッチポイントを考えるのが難しそうですが、どういう点を(※以降記載がありませんでした)
ニッチでない商材ということは、仕入れ商品や類似商品が多々あるご商売だと思います。
最終的にはお話したように、オンリーワンのサービスか、優位性のある独自商品をつくるしかありません。
その最初の一歩は、お客さまとその求める価値を分けて考えることです。
今まで想定しているお客様層をもう2段階くらい絞り込んで考えてみましょう。
感覚的には7割くらいのお客様を捨てる勇気が必要です。
そしてそのお客様のベネフィットは何か考えてみましょう。
ベネフィットには「本質的に求める価値」があります。
鷹野さんもおっしゃっていましたが、お客様が望んでいるのはドリルではなく穴であり、もっと言うとご家族との幸せな生活です。
貴社の商品を買うお客様の、本質的に求める価値は何でしょうか?
こうやってお客様を絞り込んでいくと、貴社にしか提供できないベネフィットが見えてきます。
そのベネフィットに対してオンリーワンのサービスか優位性のある独自商品を提供していきましょう。
根本治療方法を見つける事やそのために必要なサービスの開発に関してどこまで提案されているのでしょうか?開発までよりそわれていますか?
おっしゃる通り、開発まで一緒に取り組んでいます。
ウェブコンサルタントと言っても仕事の幅は広いですが、私たちの最終的なミッションは「成果を出す事」だと考えています。
成果を出すためには最後まで責任を持って取り組むことが必要です。
逆に中途半端に携わるなら、やはり対症療法で終わってしまうことになりますので、それは本意ではありませんよね。
ですから調査分析から始まって、サイトが出来上がるまで1年近くかかることも多いですし、それで完成ではなく、もっと長期で取り組む必要も多々あります。
サービス開発の方法などもまたどこかの機会でご紹介できたらと思います。
海洋散骨のサイトリニューアルで実際にどんな施策を行ったのでしょうか?
行った施策はそれほど変わったことはしておりません。
AB3Cで戦略をたて、誰のどんなベネフットに何を提供するかを整理してサイト作っただけになります。
ただ、さくら祭典さんの海洋散骨サイトを見るとわかりますが、実は複数のベネフィットに対してアプローチを行っています。
メインのコアベネフィットはご紹介したご遺族の「ゆっくりとしたお別れの時間」です。
しかし、いろいろ調査を進めていくと、海洋散骨は「お墓を持つことが難しい方」や「墓じまいを検討している方」の需要にピッタリであることがわかりました。
いまはまだそこまでコンテンツを充実できていないのですが、それでもこれを見てお問い合わせしてくださる方は多いようです。
さくら祭典さんの事例については過去のセミナーでもご紹介していますので、ご興味があればぜひご覧ください。
AB3C分析を学ぶためのワークショップを2ヵ月に1回くらいのペースで行っています。
だいたい6名くらいのグループで、モデル企業さんのAB3Cをみんなで考えます。
モデル企業さんは他の参加者に客観的な意見をもらえ、他の方は自社に置き換えてAB3Cを検討することで戦略を考える力が身につきます。
日程は参加者の都合に合わせて調整していますので、ご興味がある方は私の方に「参加してみたいんですけど」とご連絡ください。
Facebookでも繋がっていただけると嬉しいです。 またどこかでお会いしましょう!よろしくお願いします。