講師 | 角田 綾佳 |
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CSS Nite in Okayama, vol.9 にご参加いただいたみなさん、お疲れ様でした。
株式会社キテレツの角田綾佳です。
5名の登壇者の最後で、外もすっかり暗くなったころの登壇で皆さんお疲れではと思いましたが、アンケートを拝見するとしっかり聞いてくださったことがわかり、とてもうれしいです。
じぶんとは違う分野の方のお話を聞き、珍しいものにも触れ、私もすごく勉強になった1日でした。
今回は、デザインの考え方のお話で、デザイナー以外の方にも生かしていただけるポイントがあったのではないかと思います。何か取り入れていただけることがあれば、とてもうれしいです。
Q Webデザインについて:絵が苦手でデザインにも苦手意識がありますが、どうやって勉強していけばいいのでしょうか?
A デザイナーは絵が描けることが必須ではないので、そこは問題ないと思いますよ!
デザインというのは主に3つの要素でできていると思います。
1)クライアントから課題を引き出し、目的やゴールを考えること、
2)美しい色、形について知り、それを組み合わせること
3)ウェブ、紙、といったそれぞれの特徴、制約を知り、それに合わせること
どの部分が苦手でしょうか?まずは苦手を特定して、そこを強化していくのはどうでしょうか。
ひとつ気になるのは、「苦手意識」というのは、どうしてついたのでしょうか?
「作りたいデザインがあるがうまくできない」ということであれば、上で書いた3つを分析して実行して欲しいですが、「やらなきゃいけない気がする」「誰かから下手だと指摘された」ということであれば、デザインに取り組むにはちょっと早いかもしれません。
どんなものでも目的がないとなかなかうまくいきません、また、楽しんで取り組めないと嫌な記憶だけが残ってしまいます。「これを作るぞ!」という明確な目標を立てて、最初は真似でもいいので楽しんで取り組んで欲しいです。
Q デザインのスタートとゴールとはなんですか?
A 「デザイン」というものにスタートとゴールがあるわけではありません。
デザインには「知って欲しい」「申し込んで欲しい」など何らかの目的があります。しかし今は「知られていない」状態だとしたら、スタートは「知らない」、ゴールは「知ることができた」です。それぞれのデザインに、それぞれのスタートとゴールがあります。